松嶋菜々子 “働くママ”役で「素に近いところも」
2016-06-16 10:00 eltha
「仕事へ出かける時に子どもに後ろ髪を引かれる感じはありますね。頑張って笑顔を作って、こっちも不安だけれども、“行ってきます”なのか、“行ってらっしゃい”なのかを言う感じ。そこは懐かしいなぁと思いながら演じていました」と、自らの実体験と照らし合わせて演じていることを明かした松嶋。自身の経験から“素”が出やすいシーンとして、保育園のママ友との交流も挙げる。
「子どものお母さんたちは、世代や年下も年上も関係ないんですよね、そこでは○歳児を持つお母さんとしての日常のあいさつなので、地が出やすいなと思いました。“こんにちは〜”というひと言の言い方とか、頭の下げ方とか」。
自身も働くママとして意識していることもあると言い「職業柄、朝が早くて夜が遅いこともあるので、次に会えるだいたいの時間を知らせておいてあげるというのは気にかけているところです。撮影に入ると1日顔を見られない日も出てくるので、そういう時にはわかりやすく“明日の夕方には会えるからね”と伝えています」と、ママの顔をのぞかせた。
仕事と家庭を両立させている現在の松嶋が、今回演じる吉良をはじめ、“新米ワーキングママ”に向けてアドバイスを贈るとしたら?という問いには「(今回演じる)奈津子は仕事がしたくて職場復帰しています。そこで受けるストレスはたくさんあると思いますが、そういう時に、向かってくる“何か”と戦うことがメインになるのではなく、自分が本当にやりたかったのは何か?と初心に立ち戻ってほしいですね。せっかく仕事をする選択をしたのだから、そこを楽しめるようなマインドを持って、楽しんでほしいなと」と力強く語った。
同ドラマは40歳手前で結婚し、出産と育児休暇を経て3年ぶりに職場復帰したやり手のクリエイティブディレクター・奈津子が主人公。次から次へと勃発していく問題に正面から向き合い、仕事と家庭を両立させるため奮闘する“女の戦いと再生”を描く。なお、奈津子の夫役に原田泰造、会社の後輩役にDAIGO、中村アン、保育園のママ友役に今井華の起用が発表されている。