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【鳥連載】スズメってこんな顔だっけ? “バブみ”ある「ペンギン系小雀」、ちゅん活”界隈でひそかな人気

2023-10-04 eltha

 身近な野鳥として親しまれているスズメ。その姿を写真に撮ってSNSに投稿する“ちゅん活”という活動やハッシュタグが盛り上がっている。その中で「ペンギン系子雀」というワードを最近見かけることがある。愛らしいスズメショットを数多く投稿しているbiggate4444さん(@biggate43)に話を聞いた。
biggate4444さんの撮影した「ペンギン系子雀さん」

biggate4444さんの撮影した「ペンギン系子雀さん」

大人っぽい顔つきの中の幼さがたまらない

皇帝ペンギンのような貫禄があるのに表情はホワホワの子どもっぽさが残る(@biggate43)

皇帝ペンギンのような貫禄があるのに表情はホワホワの子どもっぽさが残る(@biggate43)

 biggate4444さんは、「ペンギン系子雀さん」と写真に添えて数枚の投稿。“ペンギン系”というのはどういったものを指すのか聞いてみると、「見た目がちょっとペンギンみたいに見えるスズメですね! 子雀さんがこう見えることが多いです。めちゃくちゃ可愛いですね!」とその愛らしい姿に夢中な様子。

 たしかに、少しふっくらとしていて、凛と立っている姿が皇帝ペンギンのように見える。先月12日には「ホワホワした感じが残っているのが子どもっぽくてかわいいですよねー!!」と投稿したbiggate4444さん。フォロワーたちも「ペンギンさんみたい」「イキってるけどホワホワ…お口がむにゅっとしててかわいいです」と、コメントを寄せている。

 こういったスズメの写真は「#ちゅん活」というハッシュタグでも拡散されている。愛媛の四国中央市でスズメを撮影しsnsに毎日投稿して6年目になるbiggate4444さんも、毎朝投稿している写真には「#ちゅん活」をつけている。
「“ちゅん活”はスズメ好きな方が撮影したときに投稿するハッシュタグ。SNS上では、たくさんのスズメさん好きの方がいらっしゃいます! 本当に皆さん個性的に撮ってるので僕も楽しく拝見させてもらってます」

減少傾向にあるスズメ、遭遇した大グループに興奮!

 長年スズメの観察、撮影を続けるなかで、貴重なシーンに出会うことも多いという。子スズメが羽をパタパタさせながら親スズメにご飯をねだったり、子スズメがウトウト居眠りしていたり…愛らしい瞬間をたくさん見てきた。最近もこんな光景に出会った。
「僕がよく通る道に、30〜50羽ほどのスズメの大きいグループがみんなで草むら付近で食事していたのを見つけた時は、しばらく観察してしまいました。これだけの大きいグループを見ることはなかなか少なくなってしまってるのでラッキーでした!!」
スズメを見かける機会が減っているとbiggate4444さんも実感しているそう(@biggate43)

スズメを見かける機会が減っているとbiggate4444さんも実感しているそう(@biggate43)

 そうbiggate4444さんが言うように、昨今スズメは減少傾向にある。実際に、2021年10月に環境省が発表した約20年振りの全国の鳥類分布調査では、90年代の調査結果と比べ、個体数を大きく減少させているとも明かされている。

 同じ地域で撮影を続けているbiggate4444さんも、撮影機会が少しずつ減っていたり、SNSでも減少の話題がでたりと実感する場面も多いそう。「身近な生き物なのでいつまでも人間と共存できるといいのですが…」と心境を語る。

 最後にbiggate4444さんへ今後とらえたいスズメの姿を聞いてみた。
「これまでと変わらずスズメの日常を追っていきたいですね。野生に生きるスズメの力強さや、なかなか見れないふとしたときに見える表情を捉えていきたいなと考えてます!」

biggate4444さんのアカウント
X(@biggate43)
Instagram(@biggate4444)
ショップHP

書籍『にっぽんスズメ散歩』

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