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“元4歳児のホスト”金髪ホスト系ファッション振り返る ネットの誹謗中傷に対峙した親子のいま「経験積めてよかった」

2023-01-05 eltha

 ネットをザワつかせた“4歳児のホスト”こと琉ちゃろさんとその母親のちいめろさん。あれから10年、中学2年生になった琉ちゃろさんは、勉学に励みながらオタク道を邁進中。「あんな母親に育てられてかわいそう」「虐待」など批判が殺到したちいめろさんは、昨今では「いい息子さん」「子育て大成功!」と評価を一変させている。子どもをネットに公開することへの是非を始め、さまざまな子育て議論を巻き起こした仲良し親子の10年を振り返ってもらった。

金髪ホスト系ファッションをいま思い返すと「ちょっとキツいなーって」(苦笑)

──ホスト風の金髪&盛り髪がトレードマークだった琉ちゃろさんですが、黒髪にされたのはいつですか?

琉ちゃろ 染髪は校則で禁止されているので、中学校に入学したタイミングで黒髪にしました。小学校には校則がなかったので。
ちいめろ ずっと明るい髪色だったので、一応「琉ちゃんが染めてたいなら学校に交渉するけど、どうする?」と聞いたんですね。そうしたら、「黒髪にする」と言ったので。結果、黒髪にしてもイケメンで似合っていて、「いいじゃん!」ってなりました。
──琉ちゃろさんは、金髪やホスト系ファッションが「嫌だなー」と思ったことはなかったのでしょうか?

琉ちゃろ 特に何も思ったことはないです。いまもそうですが、洋服や髪型にこだわりがなかったので、「こういう格好もあるんだなー」くらいにしか思っていなかったです。洋服は、いまも母親が選んでくれます。
ちいめろ 当時は、ホスト系やギャル男ファッションが流行っていて、派手目なキッズブランドもあったんですよ。それがいつ頃からかなくなってしまって、私としては寂しかったのですが、平野紫耀くん推しになってからは平野紫耀くんをお手本に、カジュアル系の洋服を選んで私が買っています。

──では、当時の写真を見ていかがですか?

琉ちゃろ ちょっとキツいなーって(苦笑)。
ちいめろ アハハハ(爆笑)。

ブログはアンチコメントばかりだった…ありのままの姿が伝わりやすいYouTubeでは、好意的な声ばかり

──最近は、YouTubeで「仲良しでいい家族」などと好意的なコメントがほとんどですが、昔はアンチが多かったのでは?

ちいめろ そうですね。当時は、YouTubeをやっていなくてブロガーだったのですが、「4歳児のホスト」の写真を載せたとたんにアクセス数も伸びました。でも、アンチコメントも多かったです。YouTubeを始めてからですね、「いいお母さんになったね」といったコメントをもらうようになったのは。でも、私自身は何も変わってないんですけどね。
琉ちゃろ 昔から本当に変わらないです(笑)。
ちいめろ 琉ちゃんも昔から家族思いで、優しいところはそのまんま。多分テキストと写真のブログよりも、動画の方がそういうありのままの姿が伝わりやすかったんだと思います。
──当時は「あんな格好させていたら絶対にいじめられる。虐待だ」という心無い声もありました。

ちいめろ あの意見に関しては、当時からすごく疑問でした。逆に黒髪の子はいじめられないの? そういうことじゃないよねって。琉ちゃんは誰にでも優しい子どもで、だから友だちにはずっと恵まれてきたなと思います。
琉ちゃろ 小学校は保育園の頃からの友だちがほとんどでした。僕たちが住んでいる“ちいめろ星”は田舎なので(笑)。イジメなんてなかったですね。
ちいめろ (保育園の)他の保護者の方たちは、ネットで活動をしていることを知っていましたが、「ちまたで有名な〜」というくらいで、温かく見てくれていました。

──琉ちゃろさんは、ネットでの批判の声に傷ついたことはなかったのでしょうか?

琉ちゃろ たまにチラッと目にしたこともあったのですが、「なんか言ってるなあ〜」くらいに思っていました。「この人は、うちの家族の何を知っているんだろう…」って。
ちいめろ できれば子どもには、批判コメントを見せない方がいいけれど、いまの時代、なかなか難しいじゃないですか。だからこそ、「(いろんな人がいるから)100人いたら100人に好かれることはないよ」といった話は、折に触れてしてきました。

子どもをネット公開することへの是非も…普通ではできない経験ができてよかった

──子どもをネットに公開することの是非については、どう考えていましたか?

ちいめろ 顔を知られることで「子どもを危険に晒す」という意見もわかります。ただ、YouTubeでの活動もそうですが、それ以上に普通ではできないことが体験できて、いろいろな経験を積むことができるのは、子どもたちにとってもいいことだと考えていました。
琉ちゃろ 小さい頃からいろんな大人と接したり、話したりできたのは、よかったと思っています。将来にも役立つことだと思うので。
ちいめろ 自然と人に対する礼儀や立ち振る舞いも身につきました。もちろんこれはあくまでうちの家族の考えです。それも含めて「うちはうち、よそはよそ」でいいと思うんですよ。

──先日Twitterでは、「『4歳児のホスト』で有名だった琉ちゃろが今中2になり、『いい大学に行きたい』と勉強を頑張っていると知り衝撃を受けた」というコメントが話題になりました。かつては琉ちゃろさんを「ジャニーズに入れたい」と語っていました。「いい大学に入りたい」と聞いてどう思いましたか?

ちいめろ ちょっと寂しいのですが(笑)、夢や目標があるのは素晴らしいことだと思うんですね。私自身、夢を追って生きてきたので、琉ちゃんも好きなことや夢には全力で取り組んでほしいですね。私も全力でサポートしたいと思っています。琉ちゃんの部屋はホロライブのフィギュア、猫又おかゆグッズとかで溢れていて、勉強に集中しにくい環境なんですね。なので最近は、よく塾の自習室で勉強しています。

──琉ちゃろさんがそうした趣味に目覚めたのはいつ頃ですか?

琉ちゃろ 小学校高学年くらいからアニメに興味を持つようになって、若干素質には気付いていたのですが、本格的にオタクになったのは中学校に入ってからです。
ちいめろ 小さい頃は、琉ちゃんも一緒にジャニーズの歌を歌っていたのに(笑)。私もジャニーズオタクだし、マイメロディグッズの収集癖もあるので、オタク気質は遺伝ですかね。

──琉ちゃろさんはいい大学に入った先に、どんな将来を描いていますか?

琉ちゃろ 数学が好きなので、それを活かした仕事ができたらいいなと考えています。いい大学に入れば選択肢も広がると思います。まだ将来についてふんわりと考えているぐらいなので、いまできる勉強を頑張ることかなと思っています。

──とてもしっかりした息子さんに育ちましたが、子育てで大切にしてきたことはありますか?

ちいめろ 「何があっても、どんなときも、最後まで味方だよ」ということはずっと言ってきました。あとはなるべく毎日笑顔でいるように心がけています。親として教えなければいけないルールや礼儀もありますが、子どもも意志を持った1人の人間なので、心地いい関係でありたいですし、基本的には友だちのような感覚でいます。
琉ちゃろ 距離はめちゃくちゃ近いです。
ちいめろ そうですね。スキンシップは大事だと思っています。いつ頃からか外で手を繋ぐのを嫌がるようになったのですが、メゲずに握り返しています(笑)。
琉ちゃろ 100歩譲って家ならいいんですけどねー(苦笑)。
ちいめろ 家ではいまでも手を握ってきてくれるもんね。「宝物は家族」と言ってくれるし、本当に優しいです。この年齢の男の子にしてはレアなのかもしれないですね。

(文/児玉澄子)

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