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中林美和、20年の結婚生活は「やり切った!」新たな岐路に立った時、娘たちからの言葉に驚き

2023-03-20 eltha

 3月5日に44歳の誕生日を迎えたモデルで実業家の中林美和。16歳でモデルデビューし、23歳で結婚と同時に2人の男の子のステップマザーに。2人の女の子にも恵まれ、元祖ママモデルとして憧れと共感を集めた。38歳でオーガニックスパブランド「MAROA」を立ち上げ、41歳で離婚を経験。怒涛のごとく駆け抜けてきた20年の結婚生活と子育て、そして今再び歩んでいる1人の女性としての新たなステージを聞いた。

20代半ばで4人の母に 「社会と繋がってないことへの葛藤が大きかった」

──上の娘さんは今年成人式。子育てもいよいよファイナルステージですね。

中林美和そうなんです。大学生なのであと少しあるんですが、いい意味で放っておいても大丈夫かなとやっと思えるようになって。娘たちには「あなたたちの人生は(もう)あなたたちのものよ」と言ってますね。

──モデルとして大活躍されていた23歳で結婚。しかも2人の小学生の男の子のステップマザーに。一大決心だったのでは?

中林美和みなさんそうおっしゃるんですが、自分ではそんなに構えることもなく、好きな人に子どもがいただけ。彼とは19歳で知り合って、その頃から息子たちとも仲が良かったので自然な流れだったんです。結婚から間もなく長女、次女と授かったのも幸せでした。ただ子育てはそんな悠長なこと言ってられなかったです(苦笑)。

──同世代が遊んだり、自分のために時間を使っている中で葛藤することも?

中林美和ありましたね。子育て中は美容やファッションからもすっかり遠のいて、何より社会と繋がってないことへの葛藤が大きかったです。お母さん以外の自分がなくなってしまったようで、子どもを連れず1人で外に出るのが怖かった時期もありました。

──当時、心の拠り所にしていたものは?

中林美和やっぱり子どもの成長。あとはブログで繋がった育児中の読者の方々の存在が心強かったです。当時、励まし合った方々のお子さんも20歳くらいになったのかな。そう思うと「よくやったよね!」とお互いを讃え合いたいです。でもあの頃は若さと勢いで乗り切れたんですよね。今だったらいろいろ考えてしまって無理だろうなと思います。

求められる“キラキラママ”と私生活のギャップに苦悩 もがきながらも見せてきた“母の背中”

──ママモデルとして復帰されたのは、どんなタイミングだったんですか?

中林美和次女が2歳になった頃、「輝いているママのロールモデルを探している」とオファーをいただいたんです。ちょうどメディアでも「ママも家事や育児だけでなく、もっと楽しんでいい」というメッセージが盛んにされ始めた時期でした。

──娘さんたちと雑誌の表紙を飾る中林さんは、まさにキラキラ輝くママの代表的存在でした。

中林美和実際はキラキラとは程遠い日々でしたけどね(笑)。現場帰りにスーパーでお買い物して、家に着いたとたんに「ママ、お腹すいたー」の大合唱。「はいはい、待ってなさーい」って台所に駆け込んで──。あの頃は比喩でなく髪を振り乱して育児に奮闘していましたし、雑誌で求められる“キラキラママ”と自分のギャップがしんどく感じることも正直ありましたね。
──子育てで大切にしてきたことを教えていただけますか?

中林美和どんなに小さなことでも褒めてあげること。たまに謙遜なのかな、「うちの子なんて」と否定するお母さんもいますが、その言葉は絶対に使いたくなかったんです。たとえ結果はうまく行かなくても、頑張る気持ちを応援してきました。それと特に娘たちには自立を促してきましたね。結婚しても旦那さんに頼るのではなく、自分で立つ力を持っていてほしいと“母の背中”を見せてきたつもりです。私も1人になったので、さらに仕事を頑張らないといけないんですけど(笑)。

──今はまさに娘さんたちが“母の背中”を体現しているのでは?

中林美和最近は娘たちが私をいっぱい褒めてくれるんですよ。「インディペンデント・ウーマンのママ、素敵!」って。それが何よりも今、私が立つ力になっていますね。

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