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薄毛の原因に女性ホルモンが関係している!?

2016/11/04

薄毛の原因に女性ホルモンが関係している!?

女性の多くは、「薄毛」は男性に起こる症状だと思ってはいないでしょうか。
また、「起こるとしても、年齢を重ねてからのことだろう」と油断している方も少なくありません。しかし、近年は薄毛に悩む女性の数が増えており、若い女性の間にも広がっています。
一体なぜ、多くの女性が薄毛に悩むようになってきたのでしょうか?

パーマやカラーリング、スタイリング剤の使い過ぎといった外的要因もありますが、今回は、ストレスや生活習慣の乱れなどからおこる、「女性ホルモンの減少と薄毛の関係」についてお話します。

女性ホルモンの減少が薄毛を呼ぶ?

女性が悩む薄毛には、大きく分けて2つのパターンがあります。
脱毛によって髪が薄くなるパターンと、毛髪が細くなることで地肌が透けてしまうパターンです。
これらの症状に悩む女性は、若い世代にも増加してきています。
主な原因は、ホルモンバランスの乱れといわれており、中でも、髪の成長に欠かせない働きをする「エストロゲン」の減少と深い関わりがあるとされています。
女性らしさを支えるホルモンのエストロゲンは、コラーゲンの生成を促し、髪のハリやツヤを保って美しく健康的な髪を育てます。
エストロゲンが減少すると、コラーゲンが生成されなくなり、パサついた細い髪の毛になってしまうのです。

女性ホルモンはヘアサイクルを支えている!

髪に関わるエストロゲンの働きには、もう一つ「髪の成長期を持続させる」という重要なものがあります。
髪の毛は、4〜6年ほどで自然と抜け落ち、再び生えてくるというサイクル(ヘアサイクル)を繰り返しています。
このヘアサイクルは、細胞分裂によって成長を繰り返す「成長期」、成長が停滞し、毛根が小さくなる「退行期」、毛根が完全に収縮し、徐々に抜け落ちる「休止期」の3つに分けられます。
つまり、成長期が長ければ長いほど、太く健康な髪に育つのです。
エストロゲンの減少によって成長期が短くなると、毛根が十分に成長しきらず、早く退行期・休止期に入ってしまうため、抜け毛が多くなってしまいます。

エストロゲンの減少による薄毛を防ぐには?

抜け毛を防ぎ、太くしっかりとした髪の毛を育てるには、エストロゲンの減少を防ぐことが重要です。
以下の3つのポイントを意識して、女性ホルモンのバランスを整えてあげましょう。

・体を冷やさない
体が冷えて血流が悪くなると、さまざまな機能が低下します。特に、女性ホルモンを分泌する卵巣を冷やすことは避けたいもの。
体を冷やすような薄着は極力しないようにしましょう。また、腹巻などを着用して内臓を温め、お風呂では湯船にしっかりと浸って血行を促進してあげることも大切です。

・良質な睡眠をとる
睡眠時間が不足すると、卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌量が減少します。
「眠る前はテレビやスマホの光を見ない」「ベッドに入る前にホットミルクを飲む」「アロマを焚く」などの方法で心身をリラックスさせ、良質な睡眠へ導いてあげましょう。

・イソフラボンを摂取する
大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンと似たような働きをすることで知られています。豆腐や味噌、豆乳、油揚げなどの大豆製品を積極的に食べるようにしましょう。
良質な睡眠と血行の促進でエストロゲンの分泌を促すと同時に、イソフラボンの摂取で髪を成長させる働きを補ってあげてください。

女性の美しい髪を守るためには、エストロゲン(女性ホルモン)の働きが欠かせないのです。
生活習慣を見直し、エストロゲンの分泌を促すことで健康な髪を育てていきましょう。

クリニカ市ヶ谷美容皮膚科外来 医師  土屋沙緒

医師・医学博士・日本形成外科学会認定専門医・日本抗加齢医学会認定専門医。身体障害者福祉法第15条指定医。2003年東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部付属病院形成外科。国立がん研究センター東病院形成再建外科などを経て、現在、埼玉医科大学病院形成外科客員講師/クリニカ市ヶ谷美容皮膚科担当。



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