あごは皮脂腺の分布が多いうえに皮脂がつまりやすく、乾燥しやすい部分です。くり返しできてしまったり、悪化してしまうケースが多いといわれています。こちらでは、そのようなあごのニキビの原因について、詳しくご紹介しています。
あごにできるニキビの原因の筆頭にあげられるのが、ホルモンバランスの影響です。女性の場合は性周期によってホルモンバランスが変化するため、それにあわせて肌のコンディションも変化してしまいます。特に女性ホルモンの内の一つ、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が、皮脂の分泌を活発にします。
ホルモンバランスが乱れる原因としては、4つがあげられます。
ストレスを感じるとステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン)と男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌が促進されます。ステロイドホルモンも男性ホルモンも、皮脂の分泌を増加させるため、ニキビができやすい状態を招きます。
顔のスキンケアは毎日しっかりしているという方でも、あごやフェイスラインのあたりは行き届いていない場合も多いようです。すすぎ不足で洗顔料があごに残っていたり、保湿ケアがフェイスラインまでしっかり補えていないなど、心当たりのある方は気をつけた方がよいでしょう。
洗顔時にしっかり皮脂汚れが落とせていないと、あごニキビをくりかえす原因となります。
また同時に、保湿不足が原因となる場合もあります。そもそもの皮脂の過剰分泌の原因が肌の乾燥である場合もあります。洗顔をきちんとしていても、保湿がなおざりになっていると、肌の内側が乾燥している「インナードライ」の肌状態を招き、皮脂分泌をさらに過剰にしてしまいます。
あごは紫外線を浴びやすい部分です。春から夏にかけては、帽子をかぶっていても、顔の下半分はガードできなかったり、飲食をしたり、手や衣類が触れるなど日焼け止めが取れやすい部分でもあります。
また、衣類の摩擦や無意識に手で触れることで雑菌が繁殖しやすい環境とも言えます。スカーフを巻いたり、マスクをしたりすることも原因になる場合があります。朝晩の洗顔と保湿をしっかり行いましょう。
原因を突き止めるには、体調全般、生活全般に目を向けてみるとよいでしょう。
ただし、セルフケアにも限界があります。地道にセルフケアを続けてもニキビが悪化してたり繰り返す場合は、クリニックへ相談することをおすすめします。
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